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2025/03/23 15:33



はじめに選ぶ道具 & 手縫いのざっくり手順


大がかりな機械がなくても、卓上に並べた少しの道具でできるのがレザークラフトの良いところです。
手縫いで作れば特別なミシンもいらないので、スペースも取らずに始められます。
ここでは、大まかな製作の流れと使う道具、道具を最小限に抑えるコツをご紹介します。


道具の費用はどのくらいかかる?
革を切るところから始めるか、製作キットを使うかによっても変わりますが、手縫いで作る場合はだいたい¥5,000〜¥15,000くらいです。
染色や刻印もするなら、¥1,000〜¥2,000くらいプラスされます。


道具はどのくらい必要なの?
これから手縫いを始める方に、私たちが1番におすすめなのはこちらの16点の道具です。
本格的なお財布やバッグ、キャンプ道具やインテリアなど、手縫いでいろんなアイテムが作れるようになります。

ひと通りの作業が快適にできることはもちろん、後々まで使えて無駄にならない道具を選びました。
できるだけ費用を抑えられるように、仕上剤と接着剤は容量の少ないものにしています。16点すべて揃えた場合で¥12,568です。



1 ヒシ目打 2本目 刃幅2mm / 曲線の縫い穴あけ
2 ヒシ目打 4本目 刃幅2mm / 直線の縫い穴あけ
3 丸ギリ / 裁断と穴位置の印付け
4 へりおとしNo.2 / コバの角を丸める
5 サンドスティック / 接着の下地、コバを整える
6 別たち / 革を垂直に切る
7 ヘラ付きヘリみがき / トコ磨き、圧着、縫い線
8 ジラコヘラ 40mm / 接着剤を塗る
9 木槌 タイコ / ヒシ目打を叩く
10 トコプロ 50g / コバとトコ面の仕上剤
11 サイビノール100番 80ml / 革を貼る接着剤
12 手縫い針 細 / 針2本で手縫いする
13 手縫いロウビキ糸 細 / ロウを擦り込んだ糸
14 帆布 / コバを擦って磨く
15 ゴム板 220×150mm / 穴あけの下敷き
16 ビニール板 270×180mm / 裁断の下敷き

▶︎ はじめてのおすすめ道具はこちら


全部揃えなければいけないの? 代用はできる?
本格的に作るなら上記の16点がおすすめですが、全部揃えなくても始められます。
例えば、コバ(切り口)を磨かないで切ったまま作るなら、3つの道具が不要です。
はじめは少しの道具で試してみて、必要になったらだんだん揃えるのも良いと思います。

一般的な文房具や100均で代用できる道具を利用すれば、もう少し費用を抑えられます。
その反面、替えがきかない道具に代用品を使うと、どうしてもうまく作れません。
私たちが無理なく代用できると思うのは、裁断道具と接着剤です。この後でご紹介していきますね。



手縫い製作の流れと道具


手縫い製作には、大きく分けて7つのステップがあります。手縫いの手順と使う道具をざっくり見てみましょう。
手縫い道具16点をベースに、代用品もご紹介するので、道具選びのご参考にしてください。



STEP1 裁断
はじめに工作用紙で型紙を作り、型紙を革に写してパーツを切ります。
型紙を丸ギリでなぞって革に線を付け、別たちで線に沿って裁断します。






STEP2 トコ磨き
革のトコ面(裏面)の毛羽立ちを押さえてピカピカに仕上げます。
トコプロを塗り広げて、乾かないうちにヘラ付きヘリみがきで擦って磨きます。






STEP3 縫わない所のコバ磨き
革のコバ(切り口)をピカピカに仕上げます。ここで磨くのは縫わない所だけです。
サンドスティックでコバの角を少しならし、トコプロを塗って帆布で擦って磨きます。






STEP4 接着
手縫いする所を貼り合わせます。貼る両面に接着剤を塗るのがポイントです。
サンドスティックで荒らしてから接着剤を塗って貼り合わせ、押さえて圧着します。






STEP5 縫い穴あけ
きれいな縫い目になる専用のヒシ目打を使い、菱形の縫い穴をあけます。
ヘラ付きヘリみがきで縫い線を引いて、ヒシ目打を木槌で叩いて穴をあけます。






STEP6 手縫い
糸の両端に針を付けて、縫い穴に両側から通して縫います。縫う長さの4~5倍の糸が必要です。
糸はロウが擦り込まれたロウ引き糸か、麻糸などを自分でロウ引きして使います。






STEP7 縫った所のコバ磨き
最後に手縫いした所のコバ(切り口)を磨いて完成です。
重なって厚くなっているので、へりおとしで角を丸めてから磨くときれいです。